2012年05月08日
がちゃるのは終わり
携帯ゲームの定番というべきガチャが景品表示法に違反するという容疑をかけられています。
正直な話、ざまああああああと思います。
というのか、やっている人もガチャの発生確率を考えたら、現実のガチャポンとかゲームセンターのゲームの方が、余程やさしいということが判りそうなものですが。
私はこのガチャという商法は、エセコレクター冥利詐欺であると思います。
元々、コレクションすることに対して興味がある人たちの収集癖を煽り、あたかもコレクションできたとの錯覚に陥らす詐欺です。
本当のコレクターならば、一般人が見向きもしないものを、後生大事に集めるのが、本当のコレクターであると思います。
それは景品に投資しているというよりは、その崇拝するものに触れたくて、近づきたくて、純な気持ちで集めているわけです。
当然、その価値というのは、集めている本人が一番よく判りますので、いわば絶対価値としてコレクションされた品に付加価値が付くわけですね。
つまり、元々コレクションとは、集める側が絶対価値を与える行為に他ならないわけです。
それに対して、ガチャはどうか。
こういったガチャは、完全に胴元が「コレクションの結果」としての価値を押し付けているわけです。
はっきりいって、訪問販売以上に悪質な手口だと思います。
もっとも、そういったコレクションのエセ達成感にふけるガチャをする側を弁護する気はさらさらありません。
他人から与えられた価値に一喜一憂している人の財布事情なんて、正直、誰も心配などはしません。
ちなみに、私はゲームに多くの時間を費やすのは反対しません。
結局、達成感というのは、多くの時間を費やしたものに対して生まれるべきものです。
ただ、金額でそれをどうこうできると考える手口も悪ければ、乗る方もどうかしていると思います。
Posted by 冬樹 at 12:35│Comments(0)